あけましておめでとうございます。

昨年は、更新も滞りがちの斯様な辺境のサイトまで足をお運びいただき、誠にありがとうございました。
あいも変わらず不定期に、好き勝手に好きなように書き散らしていく無節操なサイトではございますが、2014年もどうぞよろしくお願いいたします。



…などと新年のご挨拶をしておいてなんですが、まったく新年という感じがしないのは潤いも情緒も休みもないスッカスカな私の私生活のせいでしょうか。
世間様は大晦日にお正月にカウントダウンに初売り福袋にと華やかですが、休みがね、無くてね。新年を迎えるその瞬間は会社のクソ寒い後方通路にいましてね、ええ。いいんですよ皆さんが素敵なお正月を迎える手助けが出来れば私どもはね、ええ……休み欲しい。

割りとホワイトな職場ですが、業種的にどうしてもこの時期に休みが無いのは少し切ない所です。
かき入れ時でもあるし、そりゃ元日から店が開いてたほうが便利には違いないですからね。



ときに2013年はいろいろと、やると言ったことを全くやらずに終わってしまいまして、本当に申し訳ありませんでした。

一応計画は立てて、これだけ休みがあってここは暇だから大体このくらいでこの程度は、と考えて「これやりますー」とは言ってたんですが、如何せん筆が重く…
そして眠い。最近本当に眠い。冬眠する気なのかと自問したくなるほど眠い。
中高大と、青春自体に4時間睡眠で本を読みあさったりしていた反動が来ているのでしょうか。年齢的なもの（そろそろ本格的にいろいろ老いていく）だという情報もありますが、それはいろいろ怖すぎるので反動が来ているのだと思いたい。

徹夜も出来なくなったしな…3日引きずるもんな…

まぁこんなことをグダグダ言ってグダグダやってると本当にこのままグダグダになってしまうので、
2014年は、サイト更新頻度の引き上げと有限実行を掲げてなんとかこうにかやっていきたいですね！

Honeymoonとかね！何ヶ月経ってるんだよっていうね！いい加減にしろよっていうね！
オフ本も全然でねーしね！書けよ！起きてろよっていうね！頑張ります。


そんなわけであいも変わらずの管理人ではありますが、
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

こんばんは。
PCを新しくして浮かれている私です。

基本的にお持ち帰りのできない仕事なため、日常的なPCの用途なんて

・ネットサーフィン(サイト巡り＆動画鑑賞)
・ワードでカタカタ
・Skypeでチャット＆通話
・↑でカタカタしたものを具現化させる為に、編集ソフトで表紙作成(年1ペース)

くらいなもの。
買い替えの為にいろいろ物色していた時も、今のセレロン(5年前の本当にコア一個しかないおバカDynab●ok)より早ければなんでもいいやー、くらいの気持ちでいたのですが、親切なある女神様からいろいろとアドバイスを頂き、耐久性に関係あるのなら…とcorei5のwin8を購入。(ちょうど安くなっていたのです)

したっけもう早い早い。起動の瞬間から早い。そして静か。
Uiはやっぱり意味わからんしスタート画面がデフォだと
「この画像と色の組み合わせから好きなものをお選び！」
でカスタマイズ性皆無だしどの色にしても安っぽいしデスクトップにスタートボタンは無いしシャットダウンだの再起動だのの画面にたどり着くのに3ステップとか舐めてるとしか思えないけどまぁいいです。フリーソフト入れて全部解決したしね！

お財布の関係でhpにて購入したのですが、東●やソ●ーと比べていらんソフトが全く入っていないのも個人的にはよかったです。削除の手間いらず。


久しぶりの大きな買い物でしたが、そんなわけで今のところは大層満足しています。
これで突然のデータ消失とはおさらばできる…！
4年は戦えるように大事に使っていきます。



時に先日ちょろっとこちらで話した「ちゅっちゅシリーズ(仮)」の件ですが、たくさんの反響を頂けて嬉しいです。
とりあえず今のところはSE、双子、にゃんにゃんズ、攻め野郎ズ、の4カポーで1本ずつと考えています。
そして折角なので、最近全くやっていなかった企画物にしてしまおうかなと。

おなじみのアンケート形式にしてカップルを選んで頂こうかと思ったのですが、そういえば人気投票も随分やっていないので合体。

人気投票のコメントにてお好きなシチュエーションを投稿して頂く、という形に致しました。
本日よりフォームを用意しましたので、是非皆様の素敵な萌え話をお聞かせください。


↑に並行して、Honeymoonの完結と、停滞させてしまっていたMillion×5も再始動させます。
ひとまずは更新が比較的早くできるQ&A、なんとか複数人描写を克服して小説の方も、せめて今年中には書き上げたい…！


それにしても寒い。

こんばんは、お久しぶりです。

もうこの日記の始まり方も何度目かと…学べよと…馬鹿かと…死ねよと…
毎度のことながらご心配おかけして申し訳ありません。
気づけば10月で夏が終わっていましたが元気です。


そしてこちらもお久しぶりの更新を致しました！
SEで短め(全体的＆エロシーン的に)です。色んな意味で忙しない2人。
ちょっぴり悦の仕事シーン…というか準備シーン？も入ってます。
Honeymoonは申し訳ありませんがもうしばしお待ちを。


時に先日開催したチャット会で
私「玩具でねっとりとか縛り上げてじっくりとかあらぬ所にあらぬ物をいれてあらあらまぁまぁ、な話って大好きだけど、好きだからもう書いちゃってる。いっそ昔のを恥を偲んで引っ張りだして加筆修正してみようかと思う」
と言った所、
「え？シチュエーションが違うならそれは別物でしょ」
「ましてやカップルが違うなら全くの別物だよ」
というお言葉を多数頂いて目からウロコでした。そ、そうだったのか！

書いていない美味しいネタは沢山あるし皆様から頂いた素敵なネタもあるけれど、やっぱり自分が好きな物を好き勝手書いてる時が一番テンション上がるし書きやすい。
だがしかし「またこのネタかよー」「いい加減飽きたよー」と思われるのはイヤン！
とネタ被りを気にしてうむむ…となることが結構あったのですが、完全に気にし過ぎだったようです。

私だって好きな作家さんに「あぁ、是非またこのプレイを描いて欲しい…！」と思うことが多々あるのだから、いや本職の作家・漫画家さんと自分の駄文を並べるなど烏滸がましいけれども、まぁ読み手目線で言えばそうなのだからしかも私などの文章にそこまで期待されている筈もないわけでしかも好き勝手に書いてますぅ☆なんて公言しているんだからその通り好き勝手に書きゃあいいんですよ馬鹿ですねこいつは。しかも思い込みの激しいタイプの馬鹿ですよ。まぁ始末におえない。


なので(なので？)これからはそんなことは気にせずガシガシ書いていこうと思います。
取り敢えずキスが書きたい。色んなシチュエーションや理由でバカップルもブラコンもちゅっちゅさせまくりたい。噛み付くようなのもいいしディープなのは最高だし舌だけ絡める系もエロいしほっぺにチュってのも素敵。

小説を書くのは楽しい。


◆　最近読んだ本　◆

・薔薇シリーズ／夜光花　(SHYNOVELS)

→吸血鬼を滅ぼす特殊能力を持つ『薔薇騎士』な主人公と、それを守るスーパーマン的身体能力の『守護者』2人が、『薔薇騎士団』という秘密組織に属すっていうか君臨しながら吸血鬼(不死者)の始祖の陰謀に立ち向かうお話。BL小説。

全6巻中、今のところ4巻の半ばまで読みましたが、話の流れが超早い。(5Pくらいで3年過ぎてたりする)エロが若干冗長…というかなんだろう、ちょっぴりコレジャナイ感がありますが、代わりにストーリーがしっかりしているので気になりません。
考えるより動く！派の主人公も、ちょっと子供な感があるけれどうじうじ女々しいよりはずっと良い。そして何より攻め2人がいい。

1人は、不死者(吸血鬼)でありながら『守護者』としての高潔さを保ち主人公を守る、でも不死者なので色々制御出来なくて直ぐガッデーム！と暴れだすけど途中からは落ち着く銀髪クール紳士。決め台詞は「俺を殺してくれ」
1人は、赤毛で長身なイタリア人。もうこれで性格とか行動が全て説明出来るくらいイタリア人なイタリア系プレイボーイ。決め台詞は「君みたいな酷い恋人は初めてだ！」

どちらもとてもイイ男で負けず嫌いなので、こいつらが主人公取り合ってガルルル…ってしてるだけでもう美味しい。早く続きが読みたいです。Amaz○n早く！

1巻は正直どうもレヴィンが好きになれなくて、うーんどうなのこいつ？と思っていたのですが、勧めてくれた某様が「大丈夫だから、これから大丈夫になるから！すぐガッデーム！するのは今だけだから、もうすぐ落ち着くから！」と宥められて読んでみたら本当に落ち着いて普通にいい男でびっくりした。ありがとう某様。

でもレベル表記と英語表記はどうだろう。ローズナイトて！1世代古い気がする！


・Night／ヨネダコウ　(BE BOY COMICS)

→言わずと知れたヨネダさんの短編集。でも実は読むのは初めてでした。

・運び屋(年下)×ヤクザ(年上)で受けが一枚も二枚も上手で攻めを掌で弄びながらの誘い受けかつ割とビッチ。オッサン素敵！

・ノンケ×ホモの高校生モノで攻めは容量がよくて器用だけど器用故に不器用で、受けが攻めと仲良しなAが好きだと思って手伝おうか？と声を掛け、面倒見てる内に好きになっちゃっていやでもこいつはAが…！な青春。

・自動車販売店の凄腕営業マン×整備士でもうまずこのシチュで美味しくないわけないだろうと。更に営業マンの方は真面目な顔して「客にも笑わない営業」とか言われてる癖にむっつりスケベで、整備士の方は不器用で男前な癖して純情って、これで萌えないわけないだろうと。関さんかわいい。

こんな感じの3つが入っていて、どれも描写は全然激しく無いんですがエロいし萌える。果てしなく萌える。
必要な所は出しつつ絶妙に隠して、話に引き込みながらも妄想させる、凄く上手で素敵な漫画家さんでした。取り敢えずこちらも(もう1冊買った)Amaz○n早く！



そう言えば楽天でパソコン用の机と椅子を、合わせて1万ちょいくらいで揃えてみたのですが、色々やり易くてびっくりしています。
前のがダメになってから1年近く、こたつだのスツールだのを代わりにしていましたが、もっと早く買えばよかった。キーを打つにしても字を書くにしても、椅子に座って書くのが一番やり易いし捗るということがよく解りました。

でも一番使い勝手がいいのは実家においてきた学習机。

　
暑いですね。

梅雨入りを撤回されそうな陽気で、日中なんて煙草に火をつけるのすら躊躇うレベルです。せめて日が落ちてからもう少し気温が下がってくれれば違うものを。しかし洗濯物はよく乾く。


そう言えば最近、あまりにBL的潤いが足りないので、今までなんとなく遠巻きに見てるだけだった商業BLに手を出してみました。
取り敢えずアマゾンで4冊ほどジャケ買いしてみたのですが、なんの奇跡か4冊共が身分違いとか実の兄弟と発覚（でも実は違う）とかCIAとFBIでしたとかいう、所謂「実らない恋」や「引き裂かれる僕等」系でした。何故だ。


壁があるなら乗り越えろ、ハードルは飛び越せ、谷に落ちたのなら山を登ればいい！

よりも、

壁があるなら回り道、ハードルは下をくぐれ、山？見えないなそんなものは。


のような自由通り越して投げっぱなしジャーマンな関係と性格のキャラが好きなので、ちょっぴりもやもやした読後感。

障害もハードルも引き裂かれるのも大好きだけど、どうせならもう葛藤とか努力とか全部無駄なくらい八方塞がりな方がいい。一生懸命どうにかしようと考えて、色々試して、それでもやっぱり駄目で、駄目だとわかってもまだ頑張ったんだけど更に状況が悪化して、もう思考停止して諾々と事態を受け入れるしか無いという状況に追い込まれているのが大好きです（長い）。
しかもそれを相手には言わないもんだから誤解されちゃって、もっと頑張れよ！みたいなこと言われちゃって更に絶望するんですよ。頑張ったのに。そうとは知らずに相手は余計なことばっかりするもんだから状況悪化して、巻き込まない為にもう離れるしかなくなっちゃうんです。好きなのに。あぁ可哀想だ。大好きだ。


こういう具合に私はとにかく救いようのない、ぱっと見でそうは思えなくても、突き詰めて考えていくとあらゆる希望をぷちぷち潰されていって、某様曰く「もう殺してやれよ、それが一番幸せなんだろ！」状態に追い込まれて、追い込まれていながらそれでも「え、幸せだよ？」みたいな話やキャラが好きなんですが、聞くところによるとこれは『不憫萌え』というジャンルだそうですね。

トラウマとか不幸な生い立ちとかは割とメジャーな萌えどころだと思うのですが、そういうものもひっくるめて不憫萌えというのだろうか。
過去不憫で今そうでもない場合、これは不憫萌えと言うのでしょうか。要所要所でトラウマという形で出てくるのなら当て嵌まるのか。それとも過去は勿論、現在も進行形で不憫でないといけないのか。昔は幸せだったけど今不憫というのはどうだろう。そもそも不憫と一口に言っても「いじられキャラ」から「ガチのどん底」まで色々あると思うけど、これをひっくるめてしまうのは些か乱暴な気がするので、軽度不憫と重度不憫のように住み分けが成されているのかもしれない。可哀想であればなんでもいいのかもしれない。こんな考察はどうでもいいのかもしれない。


しかしちょっぴり苦手ジャンルであったとはいえ、大層楽しく萌えることが出来ました。いやーBLっていいものですね。
特に最近は気力が足りずに漫画ばかり読んでいたので、久しぶりに活字の海にどっぷり浸かることが出来て幸せです。小説って素敵。今回の4冊は比較的ストーリーのしっかりしたエロ薄めだったので、今度はがっつりエロな本も読んでみたい。

こういう時、腐女子として語れるリア友が近くにいないのが悔やまれます…共有したい、萌を共有したい…！



そう言えば最近お祭りがあったので近所のイオンに浴衣が並んでいたのですが、あろうことか店頭のマネキンが花魁風な着崩し方をしていて愕然としました。
私が高校生の頃に流行ったミニ浴衣もどうかと思いましたが、店頭でそれは無いだろうと。客のニーズにしても酷いだろうと。

浴衣等の着物や制服は、あのカッチリとしたのを乱すのがいいのであって！
それ等がセクシーなのはちゃんと着こなされた状態を乱す、という過程にあるのであって、乱れてればセクシーなら最初から乱しちゃえばずっとセクシーじゃん！みたいな主張は大間違いであると、強く！熱く！主張したい所存です。
近代の服ならともかく、古くからあって機能面も見た目についても考え尽くされている着物なんて、正しい着方が一番綺麗に見えるに決まってるのにね。

あとキティちゃんとかチョッパーの絵柄のカラフル甚平は、遠目に見ると子供パジャマにしか見えないことを、彼ら彼女らのお友達は是非教えてあげるべき。

　

　
お久しぶりです。こんばんは。

そう言えば先日梅雨入りしましたね。
通勤と洗濯物が面倒なので、ついでに気圧が下がると時たま頭痛がするので、私個人としては降らないに越したことは無いのですが、しかし雨がないと暑い。
しかもこんなペースだと、友人の暮らす松山(愛媛)ではダムが干上がって水不足になり、計画停電ならぬ計画断水が起こるんだとか。ヤバい。
ついでに私の地元、北の大地はなかなか気温が上がらず冷夏になりそうだとかで、米農家跡継ぎの級友が「田んぼ潰して玉ねぎ植えてぇよ」とぼやいていました。頑張れ。

梅雨入りも例年より早かった昨年よりも早いという、つまりいつもより大分早いとのことですし、なんだかおかしな気象ですが大丈夫なんでしょうか。
そしてあまりにも日記を書くのが久しぶりすぎて超探り探り、＆ビジネス文章以外の文章を書くのも久しぶりすぎて語彙力の低下が著しい私も大丈夫なんでしょうか。
日本は大丈夫でも私は多分もうダメです。


時にこちらも大変遅ればせながらですが、拍手御礼SS「雨天決行」に沢山の感想をありがとうございます。
拙宅では初となる未成年カポー＆NLでしたが、ゴシックの初さやFの怖いもの知らずな小賢しさを楽しんで頂けたようで、とても嬉しいです。

うちの連中の中でも特に好き勝手なことを好き勝手に言う2TOPですので、夫婦漫才的なポジションでこれからもイチャイチャさせてやりたいと思います。
今まで伏せてきたゴシックの体のことも、出しはしましたが話の流れ上さらっとしか書けなかったので、もう少し突っ込んで詳しく。ついでに皇族だよーと言ったはいいものの、Fの素性についても詳しい話を何も書かずに投げっぱなしジャーマン状態なので、そっちもどうにかしたい。

実はFの本名（フュルシアナなんちゃら）にもそれぞれこれは何を示しててー、どういう意味でー、とかいちいち設定考えてるんですよ……
でも考えたはいいけどどうやって出すか、そもそも要るのかこんな設定ってことでメモ帳に眠ったままなんですよ……
Fだけじゃなくてメイン4人以外の名前付きキャラ（鴉のテトラ以外は除く）全員そんな感じなんですよ……
でもどれもこれも細かすぎて一本の話にするには弱すぎるので貯まる一方、そして上手くお披露目出来るだけの文才も持ち合わせていないんですよ……正に徒労。

いっそ設定集として新刊にくっつけて「初回限定おまけです☆（データ in USB）」とかすればいいんだろうか。正にテロ。


（見てるぜー、と言って頂けて調子に乗ったので）
※最近読んだ本

・GANGSTA（著：コースケ/新潮社）

→ギャング、オッサン、ジゴロ、主従、スレ違い、狂戦士、欠損（カテゴリーとして）、薬、超スピード戦闘、刀、滅び行く種族、眼帯、カテゴリー分け、トラウマ、etc...
とまぁ、よくもこんなに！と思うほど萌えいっぱい夢いっぱいな便利屋のお話。
絵に少し癖がありますが最新4巻とまだ浅いので、上記の単語のうち3つ以上萌え要素が当て嵌まっている方は是非どうぞ。ちょっと話の進みが遅いかなーという感もありますが、これだけ詰め込んで今のところ大きな破綻も齟齬も無いのでとても楽しいと思います。

ギャグもあるし手話してるから「ほう、成る程」と勉強になる所もあるし戦うし鼻血出すし、もうニコが超かわいい。何あの生き物絶対頭おかしいちょうかわいい（大事なことなので）。
少年漫画以外の戦闘シーンが差し込まれる漫画で、二枚目なキャラ（役割的にはそうでなくても）に鼻血を出させる漫画は良い漫画です（持論）。

だって思いっきり横っ面ぶん殴られてるのに額とか頬とかからしか血を出さないなんて、おかしいじゃない！
例えどんな美形でも肉弾戦に一度参加したのなら鼻血は是非出すべきです。ぐいって拭って横に伸びてるのもワイルドでいい。そういう男臭さみたいなものって大事。


・色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年（著：村上春樹）

→びっくりした。取り敢えず色んなことにびっくりした。
実は私、村上さんの小説を今まで食わず嫌いしていまして、その理由というのが所謂「本読んでる私カッコイイ」系の自称読書家に半笑いで勧められ、誰が読むかと反発したからというしょうもないものだったので、今回なんだか社会現象になってるし電車で色んな人が読んでるし読んでみたんです。

もうね…びっくりしましたよ。
読んでいるか身近な人が読んでいるかレビューを見ている人が殆どだと思いますので、もうこの際ネタバレとか気にせずに言ってしまいますが、まずシナリオが意味不明。

・女絡みで学生時代親友に絶好されて、大人になってからなんやかんやあって絶好の原因は誤解だったと判明（しかも確認も取っていない）。誤解が解けて仲直り、かと思いきやそうでもない。なんじゃそりゃ。
・そして誤解だと判明しても「悪かった」と言うわけでもなく、わけわからんことを言う友人と主人公を筆頭に登場人物みんなクズ。特に女。誰か1人くらい筋を通す奴はいないのか。みんな軸がブレまくっている。
・極めつけなのが比喩の多用。これでもかってくらいの比喩、暗喩、比喩。しかも長くて抽象的過ぎる上に別に的確でも、宮沢賢治の『グララアガア』のように革新的でも無いという。これが”村上節”でこの作者の良さなんだ、みたいな話も聞きましたが私にはイライラするだけでした。

ノーベル賞に一番近いというからさぞかし美麗な文を書かれるのだろうと思いきや、上記のような有様でもう只管にびっくりしてイライラしました。
普段は嫌いな文だと思ったら買わないか、流して読んですぐに忘れるかなのですが、色々なことに突っ込みながら読んでいたらいつの間にか読み終わっていた。初めて本を投げるという暴挙を犯しました。

勿論これは私個人の意見ですが、上司が大の村上春樹ファンで話しを合わせる必要があるとか、危篤状態の友人に筋を聞きたいと頼まれているので無い限り、欠片もお勧めしません。