こんばんは、暑いですね。
ほんの数日前まで雨雨雨雨雨でじめじめジトジトしていたと思ったら、今度は突き抜けるような青い空!輝く太陽!湿気80%!もう不快指数MAXです。クーラーが無いと死んでしまう。しかしクーラー付けっぱなしだと具合が悪くなる。
是非電気メーカーの皆様には、マイナスイオンだの消臭成分だのを排出させる前に、春や秋のあの爽やかな風をクーラーで再現できるよう頑張って頂きたいものです。
そう言えば先週は3連休でしたが、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。
私は当然のように仕事をしていましたが、あの熱気の中ではこの貧弱野郎はどこに行った所で太陽光にやられてぶっ倒れていたに違いないので、クーラーの利いた屋内で金を稼いでいられただけラッキー!…と思うことにしています。じ、自分を誤魔化してなんかいないんだから!
連休の所為かお客様に家族連れが多かったのですが、首元にストールを巻いている奥さま方の多いこと多いこと。
そして旦那の短パン率の高いこと高いこと。
ファッション雑誌なんてものは、高校生時代にオカメインコメイク(チークをアホほど入れる例のアレ)が大プッシュされているのを見て以来、個人的に「これはダメだ」と判断して一切読んでいないのですが、今年は女性のストールは継続、男性の短パンが流行りなんでしょうか?
私は男女問わずの足フェチで、どのくらいかと言うと、ランチタイムに缶コーヒーを餌に男性同僚の足をスラックス膝まで上げさせて拝ませて頂くくらいなんですが、短パンはどうもね…あれはね…苦手です。
ショタならばもう大歓迎なんですが、毛が生え出してからはどうも受け付けません。パンツ一丁でうろついていてもどうとも思わないので、どうやら個人的に男性が「膝下のみを露出」しているという状況がどっちつかずで嫌いなようです。
どうせ出すなら全部見せろよと。ふくらはぎと膝も大事だけど太股も重要なんだよ隠すなよと。
さてそんな具合に皆様の意識を男性の下半身へ持っていった所で今回の考察です。
(ちょっと真面目に導入)
フェラチオ(口)、乳首と来て下半身です。順番的には「手」にいきたい所ですが、これはまだ私の中で研究不足なのですっ飛ばして下半身を語りたいと思います。
足も重要なのですがこれはまぁフェチの範囲で、18禁BL的には「足コキ」か「膝の裏側んとこに挟む」か、主従モノで「足舐め」くらいしか広がりがないので省きます。ちなみに私はこの3つだと足舐めに特に萌えますが省きます。
さぁ私の変態性をご存知の皆様なら予測済みの展開かとは思いますが、足を省いた男性の下半身、と言うともう決まっていますね。そう、臀部(背面)と臀部(前面)です。
公共良俗に配慮して上品に言ってみましたが、解り難いので簡潔に言うとケツとチンコです。
焦らしプレイ気どりでケツから先に考えていきましょう。
まず私が訴えたいのは、何故男性というのはあんなにもキュっと締まった、思わず揉みしだきたくなるようなケツをしている割合が高いのか、ということです。
ケツのみのシルエットで見た場合、男性のケツは筋肉質な長方形、もっちりな丸型、どっちつかずの四角、垂れ形、と大きく4つに分類することが出来ます。個人差はあるでしょうが、揉み心地は長方形>四角>丸>垂れです。
長方形の場合は力を入れられると揉み難いので、気を抜いている時に揉むことが重要です。尻たぶ全体が掌に収まるように両手で掴み、躊躇わず、力強く、揉みしだくのがコツでしょう。あらかじめ腰に乗るなどしてマウントを確保しておくとモアベタ―です。
さてBL的観点でこのケツを見ていきますと、大体の攻めのケツは「長方形」、一方受けのケツは「丸」ということが大半です。
受けのケツが、漫画や絵なら硝子や陶器のような光沢をもって描かれ、文章ならば「桃尻」や「瑞々しく熟れた果実のような」と表現されているのに対して、攻めのケツは絵ならば筋肉質に、文字では基本描写されません。
これは受けのケツがBL的観点から言って18禁要素になくてはならない、「どこかしらの穴になにかしらを突っ込む」という行為に重要なのに対し、攻めのケツは「出てようがパンツで隠れてようがどっちでもいい」、「あんあん言ってる受けが掴むのにあれば便利」程度であるからだと考えられます。
しかし、本当にそうでしょうか。攻めのケツは切羽詰まった受けに鷲掴みされる為だけにあるのでしょうか。
勿論、否。断じて否です。
BLとはボーイズラブの略です。直訳すると「男達の愛」ですが、これではあまりにホモホモしいので、「I love you=月が綺麗ですね(夏目漱石)」な日本文学的に訳すると「耽美」です。あくまでも美しく、エロく、そして現実の諸々を無視したファンタジーこそがBLなのです。
この美しさ、という名の「女の欲望」を詰め込んだBL界において、攻めのケツの扱いは非常に重要な役割を持ちます。
例えば絵。
美少年ないし美青年、もしくはイイ感じのオッサンなど、お好みのBLカップルを思い浮かべて下さい。
既に2人はベッドの上、ついでに挿入済みで、これから攻めが本格的に動こうかという瞬間です。
体位は正常位、拘束具などのオプションはお好みで、その構図を斜め後ろから見てみましょう。ベッドの右斜め後ろあたりがいいですね。攻めの横顔も見えつつ、下にいる受けの恥じらいつつも悦を感じている顔も垣間見える、素晴らしいアングルです。思い浮かべましたか?
ではその想像の中で、アングル的に遠近法で最も手前に描かれている「攻めのケツ」を見て下さい。
何か服を着ていれば取っ払ってみましょう。既に筋肉質に締まったケツがバッチリだぜ、という方は、そのケツを、
桃尻にして見て下さい。
そう、ぷりんぷりんにしてやるのです。もぎたて果実のように。皿に落としたぷっちんプリンのように。
しましたか?ダメですよちゃんとぷりんぷりんにして下さい。では、そのぷりんぷりんの桃尻な攻めに、定番の台詞を言わせて見せましょう。
「力抜いてろよ、動くぜ…?」
どうでしょうか。これでは最早ギャグです。
ストレートな「お前が言うな」です。こんな美味しい状況で、もう気持ち良さそうな受けの表情だとか、強がってるけどちょっとキツい攻めの表情とか、腰に回された手とか足とかシーツを掴む指先とか散った髪だとか、見るべき所はたくさんあるのに、攻めのケツが桃尻だっただけで、ただそれだけのことで、もうそこにしか目がいかない。
ぷりんと光沢を放つ桃尻しか見えない。
絵や漫画の場合は、意識してそこを見ないようにすれば、不意をつかれたとしてもなんとかなります。しかし文章の場合はこうはいきません。
駄文ながら私めが一つ例を出させて頂くと、
『「力抜いてろよ、動くぜ…?」
熱を孕んだ甘い声と共に、【攻め】は律動を始めた。あれだけ苦痛に塗れていたその行為は、目の前の男によって蕩けさせられた体には最早快感でしかなく、最奥を力強く突かれ、前立腺を擦りあげられる溜まらない快感に、【受け】は悲鳴のような嬌声を上げることしかできなかった。
「あッ…だ、だめ…そこ…は…ぁ、あぁあッ…!」
次第に早まって行く律動の中、知り尽くされた”イイトコロ”ばかりを狙うように突き上げられる度に、電流のような愉悦が爪先から頭まで駆け抜ける。持てあますほどの快感に瞳を潤ませながら、【受け】は縋るように【攻め】の瑞々しい果実のような柔らかい桃尻を掴んだ。……』
どうでしょうか。こうなるともうテロです。
ドキドキきゅんきゅんしながら読み進めていた所にこんな描写を突っ込まれては、人類有数の妄想力を持つ腐女子と言えどもひとたまりもありません。
「…も、桃尻?桃尻って…!」先が気になると読み進めていっても、頭の中には「桃尻」というただ1つの単語が乱舞。受けじゃなく攻め、攻めのケツが桃尻。もう脳内妄想が桃と尻で埋め尽くされ、お耽美どころではありません。
受けに対してあまり重要視されていないように思える攻めのケツですが、実際の所は「隠す」もしくは「引き締める」ことによって、我々の妄想に多大なる恩恵を齎してくれているのです。攻めのケツにはケツなりの、耽美な状況を邪魔しない、という貢献の仕方だと言えるでしょう。
例によって長くなってしまいました。臀部(前面)=チンコの考察もしたい所なのですが、冗長が過ぎる上に明日も仕事で眠いので続きはまた後日ということにさせて頂きます。
お休みなさい。
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